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香港の景色

行き交う人々の表情もなんとなくご機嫌?

小さな子供用のお正月衣装
なかなかかわいい!

鮮やかな飾りが繁華街を彩る

お正月用のビルのイルミネーション
香港をはじめ、中華圏で盛大に祝われる旧正月。春節、と呼ばれる旧暦元旦は毎年暦で変わるが、今年は1月29日がその日にあたる。

1月のある日、会社にほど近い屋台店が並ぶ「街市(広東語でマーケットのこと)」へと行ってみた。

「そろそろお正月の買い物もしなくちゃねぇ?」とつぶやく私。アシスタント君曰く「街に飾り物が出てるから見に行ったら?」というので、会社にほど近い屋台店が並ぶ「街市(広東語でマーケットのこと)」へと行ってみた。

人々はもうすっかり年末ムード。たまたま日本で年越しをしてきた私は、1月に入っても年末の雰囲気なのが奇妙に感じるが、みなニコニコしながら品定めをするのを見ていると、こちらの心までなんとなくウキウキしてくる。

香港のお正月を迎えるのに、なくてはならないアイテムがいくつかある。

一つめは、家の中に貼ったり吊るしたりするお飾り。いちおうお正月用なのだが、日本の「お札」のように1年中飾りっぱなしにしておいて、春節前になると取り替えるものもある。おめでたい言葉が書いてあったり、「福」と大書きしてあったりと、その種類はいろいろだ。

二つめは、玄関先や居間に飾る金柑の木。小さなミカンのような実が生る金柑は「お金ができる」という意味のおまじないとして飾る。春節の大晦日直前から開かれる「年宵市場(年越しマーケット)」で買うのが正しいやりかたのようだ。

三つめは香港風おせちの準備。蝦やアワビなどの海鮮食材をメインに醤油で煮込み、それを丸い重箱につめたごちそう「盆菜」と呼ばれるお正月料理がある。昔は自宅でお正月料理を作る家庭もあったが、近年は高級レストランに予約しておき、春節ぎりぎりに取りに行くのが普通になってしまった。お正月には大根餅を食べる習慣もある。

そして四つめは、お年玉袋。香港では「利是(らいしー)」と呼び、年齢に関わらず既婚者が未婚者に渡す、会社の上司が部下に渡すなど、お正月には「真っ赤な利是袋」が町中を飛び交う。

かつての旧正月の香港は、「お店が全部休み、やっているレストランも高いだけ」と旅行者にとってはつまらない時期だった。しかし今は、春節休みに香港&ディズニーランドをめざす数十万人の中国本土からの観光客がやってくるとあって、ほとんどのお店が営業するようになった。

獅子舞やパレードなど、ふだんでは味わえないイベントも楽しめる旧正月の香港。あなたが未婚なら香港の誰かからお年玉をゲットできるかも・・・・?!
 
  海外特集 (毎月1日・16日更新)
  vol.021 真っ赤な香港のお正月
  取材地 中国・香港
  記事執筆・取材・撮影 さかいもとみ
  2006. 2. 1 掲載
 
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