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バケーションホーム周辺
ビーチまでは2ブロック、徒歩およそ3分の距離

バケーションホームのパティオ
テーブルも2つあり、BBQ設備も整っている

バケーションホームの階段
豪華なシャンデリアが飾られ吹き抜けに

バケーションホームの浴槽
ジェットバス設備が整い、リラックスできる

ファーマーズマーケット
手頃な値段で手に入るオーガニック野菜や果物

多くの人を魅了する水平線に沈む夕日
「バケーションホーム」をご存知だろうか?バケーション時に滞在する邸宅のことだが、アメリカでは、他人がすでに所有している別荘を自分のバケーション時に借りられるシステムがある。これを「バケーションホーム・レンタル」というのだが、旅のメジャーな滞在先として、年間約2,800万人が利用する人気のシステムだ。

別荘という言葉を聞くと、大抵は「裕福層が所有する豪邸」というイメージがある。しかしアメリカの別荘保有者は、「使っていない時だけ人に貸す」「最初から人に貸すことを目的に別荘を購入する」など、大半の所持者が、平均年収$80,000(約900万円)の中流階級層というから意表をつく。もちろん1人で数件所有する本物の大富豪がいるのもアメリカであることを触れておこう。

このバケーションホームの利点は、すべてがプライベートという点だ。通常利用するホテルでは、多くの泊り客と一緒にプールやジャグジーを「シェア」するわけだが、バケーションホームでは、「プライベートプール」「プライベートジャグジー」となる。場所によっては目の前に広がる海まで「プライベートビーチ」とくるから、この際、何でも独り占めといこう。

ホテルとの最大の違いはキッチンだ。備え付けのキッチンではなく、一般家庭にある、もしくはそれ以上の広々としたキッチン。旅先で家庭料理が恋しくなる経験はよくあることだが、バケーションホームではその心配ご無用だ。地元のスーパーで地元人と一緒に買出しをした後は、いつもの食事の用意ができる。取れたての新鮮な野菜や果物が揃ったファーマーズマーケット(青空市場)が、その地域で週に一度出現するところもあるため、「森のアイスクリーム」といわれるチェリモヤなど、珍しい果物を試してみるのも旅に色を添えるというもの。

滞在期間中は「全てが自分のもの」という気分に浸り、誰にも自分の時間を邪魔されることなく、海を眺めながらカクテルを片手にジャグジーでのんびり過ごす休暇。そんなバケーションが可能になるバケーションホームだから、プライバシーを大切にするアメリカ人に人気があるのも当然なわけだ。

それではこのバケーションホームは一体どこにあるのだろう?別荘のあるところがバケーションホーム。ホテルのようにアメリカ全土に存在するわけだが、中でも人気が高い地域は、湖畔の側や海沿いで、ロサンゼルスでいえばマリブやパーム・スプリングス、リドンドビーチだ。

特に山や海に囲まれたマリブは、レオナルド・デカプリオやブラット・ピットの元奥様、ジェニファー・アニストンなど多くのハリウッドセレブが豪邸を構える人気の町だが、近くのカフェでコーヒーを飲みながらくつろいでいる彼らを目にすることもよくあることだ。せっかく映画の都ハリウッド近辺まで訪れたのなら、普段着のセレブに会うことも楽しみの1つに入れてみたい。もちろんセレブが利用したり、場合によってはセレブの持ち家に滞在できることもあるのがバケーションホーム。こんな生活密着型の旅も悪くない。
 
  海外特集 (毎月1日・16日更新)
  vol.027 生活密着型の旅〜バケーションホーム
  取材地 アメリカ・ロサンゼルス
  記事執筆・取材・撮影 大山 まり
  2006. 5. 1 掲載
 
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