
チロルの子供たちによる民族ダンス
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今にもこぼれ落ちそうなほど
満開に咲くベランダの花
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ゴンドラステーションで売られている高山植物の種
かのエーデルワイスも!
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まだ残雪の残るパッチャーコーフェル
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石に描かれた道しるべのオーストリア国旗
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「チローリアーン♪」いつまでも余韻の残るこのフレーズを聞いたのはもう20年以上も前のこと。素朴なそのお菓子を食べながら「チロル」ってどんな所だろうと想像を膨らませた子供時代があった。一般的にはチロルの厳寒の冬より、「アルプスの山々を背景に花畑の草原が広がる」それこそがチロルのイメージかもしれない。そのチロルの美しさを最も堪能できる季節が訪れた。
チロルの自然に触れる手段としてハイキングがある。チロルはヨーロッパでもリピーターの多いハイキングと休暇地として知られ、安全と自然を壊さない点に重点を置いた数え切れない程のハイキング・トレッキングコースが点在する。その玄関口とも言えのが「パッチャーコーフェル(Patscher
Kofel)」である。Patschは地名、KofelはKogel(円頂丘)が変化したものであるから「パッチの円頂丘」という意味になる。今でさえ、頂上に電波塔が立っていることから目立っているが、その昔から丸みを帯びた美しい山容は遠出をした人々の地理的な目印とされてきた。というのは、アルプス山脈の特徴として切り立った連なる山々が多い中、パッチャーコーフェルだけは山容を異としていたからだ。チロルの人でパッチャーコーフェルを知らない人はいない。
パッチャーコーフェルにはゴンドラが中間駅と頂上駅(1952m)までかかっている。頂上駅から山頂(2250m)にかけては森林限界となるため、チロルの州都インスブルックが一望でき、氷河スキー場で有名なスチューバイ谷の眺めも絶景だ。隣接する山に続くようにして9つのハイキングコースがあるが、その中の一つ「Zirbenweg=シモフリ松の道」というコースはチロルの中で、最も美しく入念な案内表示があるコースの一つと言われている。その名の通り、ヨーロッパで最も古く数百年の樹齢を持つシモフリ松の森があることで有名だ。シモフリ松は古くからチロルの家の材木として利用され、数十年もその香りを出し続けると言われている生活に息づいてきた木だ。しかし、年々その数は減少し高山でのみ生育することから、貴重な木材として高値がつけられている。
そして、パッチャーコーフェルは夏季とは別のもう一つの顔を持つ。10月中旬から雪が降るため、短い秋を通り過ぎるとあっという間に銀世界へと様変わりする。早いスキーシーズンの訪れは世界各国のスキーヤーを魅了し、春まで滑る事の出来る長いスキーシーズンは家族からお年寄りまで幅広い年齢層を惹きつけている。さらに環境保全を第一に考えたコース設定が、ここパッチャーコーフェルでも伺える。森林限界を利用した一面滑走のバーンから、林間を通り抜ける「滑降」バーンと幅広い層に利用されている。特に滑降バーンは1964年と1976年の冬季オリンピックの舞台となり、今でもワールドカップの開催地として盛り上がりを見せている。 |
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