アレッサンドロ・デラクア
MIXMILANO
舞台裏のモデル
バランタイン
ロロ・ピアーナ
世界有数のファッション都市として知られるミラノ。日本にもイタリアンブランドのファンは多いが、それらの多くはミラノコレクションで最新トレンドをお披露目する。ゆえにミラノコレクションはパリのそれと並んで、次のシーズンの流行を左右する最も重要なものだと言われている。
レディスの春夏コレクションは9月末〜10月頭、秋冬コレクションは2月末〜3月頭の約1週間、ファッション協会の公式表示だけで毎回100を超えるショーがミラノ・ファッションセンター(FIERA見本市会場の一角)を中心に街のいたるところで行われる。
今年を例にとると、見本会場以外ではアルマーニ、ヴェルサーチ、プラダなどは自社所有のシアターやギャラリーで、アルベルタ・フェレッティなどは市内の公園に特設されたテントで、Dスクエアードやロベルト・カヴァッリなどはイベントスペースを使ってショーを行った。過去には、廃墟となった工場、駅の構内、城や回廊などの歴史的建造物を使ったブランドもあり、意外な場所がショー会場に変身することも。
ショーは1時間ごとにプログラムされて朝9時頃から夜遅くまで続くので、期間中はショーからショーへと移動する世界中からのファッション関係者で街は大混乱。招待されたセレブたちや「プラダを着た悪魔」のモデルと言われるかの超有名編集長を始めとするエディターのお抱え車たち、1日何本ものショーをこなす売れっ子モデルたちを乗せた専用“バイク便”など、普段は見られない車が…。
さらにコレクション期間中は、小物やアクセサリーブランドを中心に膨大な数の展示会も開催される。これはそれぞれのショールームで行われることが多い。そして、WHITE、NEOZONE、CLOUDNINE、そして今年から開催されたMIXMILANOといった、若手デザイナーたちによる見本市の動きもさかんで見逃せない。
その上、夜にはさまざまなパーティやイベントも開催。今年は、グッチの85周年記念イベントや、プリンスのミニライブが開かれたヴェルサーチのパーティを始め、たくさんのパーティが開催された。
コレクション中は日曜でもショップは営業し、この期間に合わせて新ショップがオープンしたり、街の各所に置かれたワイドスクリーンでショーの様子が流れたりで、一般の人でもなんとなくモード気分。分刻みで血眼になって街中を走り周るファッションピープルを横目に雰囲気だけ味わうのも乙なもの?
Written & Photographed By Miki Tanaka
海外特集 (毎月1日・16日更新)
vol.040 ファッション都市でモード気分を味わう
取材地 イタリア・ミラノ
記事執筆・取材・撮影
田中 美貴
写真協力
アレッサンドロ・デラクア
ETRO
2006. 11. 16 掲載
海外特集「この空を越えて」を執筆したライターのショートエッセイを写真とともに掲載。
またサイトの更新情報などをお送りいたします。
※テキスト版もあります。
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