Shall We Travel? - 旅心をくすぐるサイト
HOME 海外特集 旅術 NEWS FLIGHT×FLIGHT PHOTO
和の季節 グルメ STUDY ENGLISH! イベントカレンダー メールマガジン 編集後記

橋のたもとのピア(桟橋)

クルージング料金表

近くにはかもめの姿も
リバーボート船内

リバーボートルーフ

リバーボートからの眺め

ロンドン・アイ大観覧車
ロンドン観光と言えば、オープントップの2階建てバスに乗ったり、「チューブ」と言う愛称で知られる地下鉄を利用したり、あとはとにかく「歩く」という手段が一般的。しかし今回は、見落とされがちな「リバーボート」を利用した観光についてご紹介しよう。

リバーボートが走っているのはもちろん、ロンドンのど真ん中を東西に流れるテムズ川だ。ロンドン中心の地図を見ると、ビッグベン、ウェストミンスター寺院をはじめ、聖ポール大聖堂、ロンドン塔からグリニッジまで、その両岸に世界遺産クラスの観光名所が建ち並んでいるのに驚く。だから、この区間をボートで上り下りすればそれだけで、見落としなしの完璧なロンドン観光が出来るのだ!

でも、よく考えると、大きな都市のほとんどがそうであるように、ロンドンももともと「川と河口」という交易ルートに沿って発展して来たのだから、これは驚くことではない。ロンドンの前身は「ロンドニアム」と呼ばれ、紀元前にテムズ川をたどり上陸したローマ人達によって開かれた街だった。土着のケルト人と戦ったり混じったりしながらロンドンはだんだんと発展していった。

数々の名所の中でもとりわけ古いのはロンドン塔。今も、ロンドンが川を生命線とする自治都市「シティ・オブ・ロンドン」だったころのまま残っている。そして、河口に向かう東にある、ドックランズエリアは、今でこそ「新金融街」と呼ばれ、高層ビルや高級マンションがずらっと建ち並ぶピカピカの地域だが、ビクトリア時代には世界有数の港だった。船による交易が車や飛行機に替わるにつれ、港やその周辺はすっかり荒廃してしまったものの、近年のリバーサイド再開発により、また華やかな日々を迎えている。

こんなテムズ川の歴史をたどって観光してみるなら、ウェストミンスターかエンバンクメント桟橋からグリニッジまでの遊覧がおすすめ。橋のたもとのピア(桟橋)には、2、3の遊覧船が同じような料金でクルーズを出している。ガイドはべらんめえ調ロンドンなまりのキャプテンだが、日本語の解説テープがあるので大丈夫。乗り降りが何度でも出来る一日券「ローバー(約2,000円程度)」を利用して、見たい観光地で降りて見学してはまた次へ、と進むのがお得。

主な見所を、ルートに沿って並べると;

国会議事堂とビッグベン(ウェストミンスター桟橋からグリニッジへ向かって載った場合、進行方向に向かって左側、以下同じ)
ロンドン・アイ大観覧車(右)
聖ポール大聖堂(左)
ミレニアム橋(中央)
テートモダン美術館(右)
HMSベルファスト号(右)
ロンドン塔(左)
タワーブリッジ(中央)
キャナリー・ウォーフ・タワー(新金融街、左)
帆船カティサーク(右)
グリニッジ桟橋(右)

地下鉄やバスで同じ観光ルートをたどるのに比べたら、移動時間は半分以下。とても効率が良い。時間のない人には、どこにも停泊せず、ロンドン塔で旋回して戻ってくる1時間弱のルートもある。

リバーボートを利用した観光の魅力は、何と言っても川面というレベルから見上げるロンドンの美しさ。朝の霧に霞む地平線から、日没後のライトアップされた川岸まで、どの時間帯、どの季節に行っても、忘れられない旅の思い出となることうけあいだ。
  海外特集 (毎月1日・16日更新)
  vol.050 川面から眺めるロンドン - テムズに遊ぶ
  取材地 イギリス・ロンドン
  記事執筆・取材・撮影 冨久岡 ナヲ
  2007. 4. 16 掲載
 
 メールマガジン - Shall We Travel?MAIL  
 海外特集「この空を越えて」を執筆したライターのショートエッセイを写真とともに掲載。
 またサイトの更新情報などをお送りいたします。
※テキスト版もあります。
登録
解除
バックナンバー
 
このページのトップへ