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クリスマスの贈り物を売る屋台が並ぶ

ダンテ通り
スフォルツェスコ城に続くイルミネーション
クリスマス用にポインセチアを売る屋台
クリスマス時期には子供用のイベントも多数

イタリアのクリスマス菓子、パンドーロ

クリスマス用食品の詰め合わせを贈る
カトリックの総本山・ヴァチカンのお膝元であるイタリアでは、クリスマスは1年で最も重要な行事である。宗教的に重要なのはもちろん、一家で祝う行事として日本のお正月のような重みを持つ。

クリスマスは友達や恋人など自分の好きな人と、お正月は家族で過ごすのが一般的な日本とは反対で、イタリアでは、お正月(年越し)は若者が盛り上がるだけなのに対し、クリスマスは絶対家族と「過ごす」、というより「ご飯を食べ」なければならない。

伝統的には母家に親戚一同が集まって、クリスマス用の特別料理を作って食べるのだが、最近はイタリアでも大人数の料理を作るのは大変だということで、レストランに行く家族も多い。

いずれにしても、前菜、プリモ(パスタ、米など)2品、セコンド(肉、魚など)2品、デザート(クリスマスにはパネトーネかパンドーロ)…というようなメガランチが普通。基本的にはカトリックの国の場合、キリストの生誕を待つイヴは身を清めるための断食の日とされるので、当然肉は食べずメインは魚。
一方、25日当日は肉が解禁となるというのが大筋だ(地域によって差はあるけれど)。とにかく延々と食べて酒を飲む。この時期太るのは避けて通れぬ、と国民全員が覚悟しているから、クリスマスの食事は3、4時間はゆうに続き、食べ終わると夕方…。

もちろん食べるだけでなく、午前中は教会のミサに行き、夜はプレセピオ(キリスト生誕の物語を人形で再現したデコレーション)を見に行ったりして過ごす信心深い人も多い…が、本来はこちらがメインであるべき(?)。
一方、子供たちのお楽しみは、25日の朝にクリスマスツリーの下においてあるプレゼントだ。

いや、実は大人同士もクリスマスプレゼントを交換し合うのが常で、夫婦間や両親にだけでなく、祖父母、叔父、叔母、いとこ…などみんなにプレゼントを用意しなければならないので、やっている本人達も厄介だと思っているのが本音。またお世話になった仕事関係者には、日本のようなお歳暮を送ることも多い。ゆえに毎年イタリアのクリスマス商戦は10月末から開始で、結局のところ毎年、頭を悩ませながら、山のようなプレゼントを買って周るのである。

でも、せっかくの年に一度のお祭りはダイエットや倹約などとセコイことを考えず、イタリア的に楽しむほうがよいのかも。ちなみに正月がさほど重要でない彼らは、年が明けると2日から仕事始めで、せっせと働いて体型リカバーに励むのだ。
  海外特集 (毎月1日・16日更新)
  vol.066 イタリアのクリスマス事情
  取材地 イタリア・ミラノ
  記事執筆・取材・撮影 田中 美貴
  2007. 12. 16 掲載
 
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