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旅術 24 マレーシア編
     〜 世界随一の海に囲まれた島で、
           マレーシア流・ホスピタリティを〜
瀧井 龍馬 氏
  株式会社
エムアールシージャパン
  代表取締役
  瀧井 龍馬 氏
マレー半島とボルネオ島に国土のあるマレーシアは、陸・海の大自然と多民族が織りなす文化など、多様な魅力のある見どころの多いデスティネーション。 なかでもエム・アール・シー・ジャパンの瀧井さんがお勧めするのは、美しい海に囲まれた離島での滞在です。 特に、マレーシア国内でも人気のある小規模のローカル・リゾートにこそ、マレーシアならではの魅力があるのだとか。その極意をお聞きしました。
Q. 離島のリゾートはどのような雰囲気ですか
  リゾートいえば、フォーシーズンズやダタイといったラグジュアリー・リゾートでの滞在を憧れる人は多いのではないでしょうか。確かに現地の雰囲気を盛り込みつつ設備が整えた環境は魅力的です。でも、よりその土地らしさを味わえるのは、ローカル・リゾートだと思います。

客室数の少ない、こじんまりとしたリゾートが多く、現地の伝統的な様式で建てられた素朴な外観が、周囲の景色とマッチしています。内装も素朴で、シャワーやエアコンは標準装備です。ただ、テレビや冷蔵庫などが欲しい人は、ローカル・リゾートは向かないかもしれません。

とはいえ、リゾート自体は趣きのあるしっかりしたもの。例えば、マレー半島東側のレダン島にある「コーラル・レダン・アイランド・リゾート」は、元々、島が属するトレンガヌ州の王族が建設したもの。 当時から華美な装飾を嫌い、ローカルの伝統的な建築が醸し出す雰囲気を重んじていたそうですよ。

Q. どのような滞在が楽しめますか
  先ほど紹介した「コーラル・レダン・アイランド・リゾート」が建つのは、マレーシア国内で一番の白砂ビーチといわれる「パシール・パンジャン」の目の前の一等地。 ビーチにもすぐに繰り出せますし、裏山の小ジャングルを散策すると、おとなしいオオトカゲやリスなどに遭遇することも頻繁にあります。

このリゾートのみならず、離島の面積はそれほど広くないので、各リゾートはビーチのそばにあることが多く、最高の立地なのも魅力の一つでしょう。人の少ないビーチで、 世界有数の海と自然に囲まれてのんびりと過ごす、何もしない贅沢な時間を楽しんで欲しいです。


それに、リゾートは全体的にアットホームな雰囲気。スタッフは優しく、「一緒に楽しもう」という気持ちが強いので、ぜひ積極的に話かけてみてください。 宿泊客の顔も覚えていて、ルームチャージをお願いした際に名前や部屋番号を聞かずに対応してくれたこともあり、とても驚きました。気取らないサービスの中に、人懐こいマレーシアならではホスピタリティが感じられると思いますよ。 「あのスタッフがいるから、また行きたい」と、リピーターになるお客さんもいらっしゃるほどです。

Q. マレーシアにはたくさんの島がありますが、滞在先はどのように選べばよいでしょうか
  ペナンやランカウイなど、マレー半島の西側は日本人にも馴染み深いので、初級者向き。もう一歩先に踏み込みたいというリゾート中級者は、マレー半島の東海岸側、またはボルネオ島の東部へ。 なかでも半島東側なら、ペルヘンティアン島、ランテンガ島、レダン島のあたりがお勧めです。この海洋国立公園エリアはカップルやファミリーでリゾートを楽しみたい人に向いていると思います。

一方、ボルネオ島東部のマブール島とカパライ島は、海をとことん楽しみたい上級者向け。ここから世界屈指のダイビングスポットに選ばれるシパダン島までは、ボートで20分ほどの距離です。ダイビングサービスも提供するリゾートで、 ノンダイバーでもダイビングボードに一緒に乗り、ボートシュノーケルをすることも可能。気軽に世界のダイバー憧れの海を楽しめますよ。

さらに最近ではノンダイバーのリゾーターを意識し、内装やアメニティに凝ったリゾートも増え、マブールには水上コテージを新築した「シパダン・マブール・リゾート(マブール・ウォーター・バンガロー)」もオープン。 スパなどもあり、リゾート内で楽しめるサービスも増えています。これまでに比べて、マレーシアのローカル・リゾートの魅力を体験しやすくなったのではないでしょうか。

Q. お勧めのマレーシア料理を教えてください
 
私が現地でよく食べるのは、「バクテー」。ブタの骨付き肉やモツをスープで煮込んだマレーシア風モツ煮というところでしょうか。日本のモツ煮は味噌味が多いですが、こちらはしょうゆベースに生姜など体に良い薬膳も入り、あっさりしています。 これにご飯や揚げパンをつけても600円くらいです。

バクテーは屋台料理で、現地の人たちは朝に食べる人が多いですね。今回紹介したリゾートのある島の中には、屋台が出ないところもあると思いますが、都市部にちょっと立ち寄る場合はぜひ、試してみてください。
インタビュー後記
ダイビングサービスを提供しているリゾートの多くは、食事のサービスもダイバー仕様の時があるとのこと。例えば、ダイバーは朝から潜るので、朝7時ごろにトースト1枚程度を出し、1本潜って戻ってくる9時ごろに本格的な朝食、というのがスタンダードになっていることもあるとか。 また、日中はスタッフがダイビングサービスに出かけるため、リゾート内のスタッフが少ないこともあるそうです。そういう背景を理解しておくことも、滞在を楽しむコツといえそうです。
名人流 マレーシア旅術
名人のプロフィール
瀧井 龍馬 氏
株式会社エムアールシージャパン
代表取締役 瀧井龍馬(たきい りゅうま)
業界歴12年。マレーシアへの渡航回数は延べ30回以上を誇るエキスパートだ。 そんな瀧井さんにとってのマレーシアの魅力は「やっぱりマレーシアの人々の人柄。温厚で、気さくで、会ってすぐに親しくなれる。それが一番」。マレーシアに行く度にいろいろな友達が増えていくそうです。
▽株式会社エムアールシージャパン(マレーシアリゾートクラブ)
※旅の専門旅行者の連合「旅専」に加盟するマレーシアボルネオ専門旅行会社
 http://mrcjapan.m78.com
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